ワニ革の種類について
主に商品においてクロコダイルと呼ばれるものは以下の4種類がございます。
こちらのページでは簡単に各種をご紹介いたします。
・スモールクロコ ・ナイルクロコ
・ラージクロコ ・シャムクロコ
スモールスケールクロコダイル(イリエワニ)
クロコダイルの代表格であり、ヨーロッパではシンガポールワニ、またはポロサスと呼ばれます。
スモールクロコダイルの特徴は、他の種類のクロコダイルより鱗の並び方が細かく綺麗なこと。
鱗のパターンのバランスが繊細で、クロコダイルの中でも最も美しいと言われています。
主に東南アジア、パプアニューギニア、オーストラリアに生息しています。
スモールスケールクロコの「スケール」とはうろこの事を指し、「小さいうろこのクロコダイル」という意味になります。
「小型で小さいクロコ」という意味ではありません。
学名から "ポロサス"と呼ばれることも多いです。
ラージスケールクロコダイル(ニューギニアワニ)
スモールクロコダイルと比べてスケールのバランスが大きく、横腹のスケールは丸い形をしています。
製品に加工され、バッグやウオレットなどになりますと、繊細さとワイルドさがバランスよく合わさり、高級感があります。
日本では昔からバッグや財布によく使われてきた種類になります。
主に東南アジア、パプアニューギニアに生息しています。学名は"ノヴァギニア"と呼ばれています。
ナイルクロコダイル(ナイルワニ)
鱗のサイズとしてはスモールクロコダイルとラージクロコダイルの中間のイメージで繊細さがあり美しく、
整った鱗模様が特徴です。
スモールクロコより大きい個体ですが、スケールは細かく絢爛です。
横幅は他のクロコダイル種より狭いのが特徴です。
主にアフリカ大陸南部中心で養殖がおこなわれています。
世界中の名だたるブランドで使用されており、需要も高く注目されています。
学名から"ニロティカス"ともよく呼ばれます。
シャムクロコダイル(シャムワニ)
イリエワニの模様に似ていると言われていますが、
イリエワニより大きく、腹のスケールは長方形です。
模様は玉符、竹符ともに均等な並び目が特徴で、
革はとても柔らかで手触りもよく、世界中の市場で人気です。
主にタイで養殖されており、野生の個体は東南アジア中心に生息しています。